ダイエットに禁酒は必要なし
ダイエット成功!
説得力の無い身体になったと実感したのが4月半ば、そこから2ヶ月で8.5kg減量しました!
83.5kg→74.9kg。
「体重の5%/1ヶ月」の減量が理想的とされているので、上手くいったと思います。
「うわーお腹見せてる〜」とか思われたら恥ずかしいのですが、これが一番手っ取り早いので、お腹の比較画像です!
体重計前に記録紙を用意しておくのがオススメです。
今回ダイエットを行うにあたって、せっかくなので試してみたいことが3つありました。
①お酒の量を減らさない
②サンドバッグ以外の道具やマシンを使わない。
③「〇〇ダイエット」など巷に溢れるダイエット方法ではなく、摂取カロリーと消費カロリーの調整のみを心がけた。
今回はずっと前から声を大にして言いたかった、①について書きます!
お酒はダイエットの敵なのか?
これは調べても意見が分かれています。
「ダイエット中に飲酒なんてもってのほかやで!」とか「そんな気にしなくて良いんやで」など。
以前から体感的にはあんまり関係ないよなーとは薄々感じていました。それと、お酒好きな自分としてはダイエット中に禁酒などしたく無かった。
なので自分の身体で実験してみようという流れでした。
ダイエット中の飲酒量としては3〜5回/1週間、ビール1缶の時もあれば、ビール5缶+αの時もあり、ダイエット開始前より飲んでいたような気がします。
ダイエットの敵とされる理由と、事実
理由① カロリー問題
シンプルにカロリーが高いから普通に太るだろうという考えです。特にビールと日本酒なんてハイカロリーという意見です。
事実① その日1日の食事と運動、そしておつまみを工夫すれば問題なし
以下のカロリー表をご覧ください。一番左の列はお酒の種類ですが、大体、お店で頼んだら出される量と想像してください。
比較参考として、鮭おにぎり一個(セイコーマートのホットシェフ)が288Kcal。
○お酒のカロリー表
私が好きなビールと日本酒は大体200kcalです。3杯飲んで、鮭おにぎり2つ分。
つまり、3杯飲みたかったら、おにぎり2つ分のカロリーをその日の食事や運動で差し引く!
朝ごはんは普通に食べる、昼ご飯はサラダパスタ、居酒屋までの行き帰りを徒歩にする。これくらいでOKです。
そして一緒に食べるおつまみ、これが超重要です。お肉や揚げ物ではなく、キャベツなどの野菜、豆や豆腐、こんにゃくや海藻類など低カロリーのものを選ぶ。
私は今回、ダイエット中に一度、焼肉に誘ってもらい参加しましたが、肉は3切れまでとし、あとは野菜を焼きまくりました!料金も安くすみ、一石二鳥でした!
理由② グリコーゲンに対する肝臓の働きが低下し、中性脂肪が増える
これが厄介です。なぜなら計算出来ないし、複雑そうだから。
簡単にいうと「肝臓のグリコーゲン貯蔵庫としての開閉扉を邪魔する」という理由です。
アルコールは人にとって有害なので、飲酒を行うと肝臓が頑張って分解してくれます。この解毒処理は肝臓の最重要かつ最優先業務であるため、アルコール摂取中は、忙しく分解し続けております。
この時、肝臓の通常業務である「グリコーゲンの貯蔵」が後回しになります。
つまり、本来ならば食事で取り入れた血糖(グリコーゲン)はすぐに筋肉へ、次に肝臓へ、余った分は中性脂肪として蓄えられる流れです。
しかし飲酒していると、肝臓はアルコール処理で忙しいので、十分に血糖(グリコーゲン)を受け入れることができず、余計に中性脂肪に蓄えられてしまう、というメカニズムです。
中性脂肪に沢山蓄えられると、当然太りますよね。
事実② 一緒に食べるものを工夫する(ただし何も食べないというのはNG)
キャベツなど食物繊維の豊富なものをおつまみとして選ぶことで、アルコールの肝臓への吸収を緩やかにし、中性脂肪の蓄えを抑えることが出来ます。
さらに、事実①と同じ理由ですが、野菜自体がローカロリーなので中性脂肪に変化しにくいです。
危険なのは、何も食べないという選択です。アルコールの分解過程で肝細胞を傷つけ、さらには脂肪の分解を抑制し、肝臓に中性脂肪の蓄積を促し、肝硬変へのリスクを高めることになります。
私は、抑えめに味付けしたキャベツ、湯豆腐、枝豆、おでん、アボカドサラダ、サラダチキン、卵焼き、大根おろし、タコの刺身、わさび納豆、ワカメをおつまみに選んでおりました。
とにかく野菜と豆類、海藻類です。
理由③ 食欲が増進してしまう
酔うと気持ちが大きくなって、〆ラーメンとか〆パフェとかしたくなります。
理由としては「血糖値のコントロールが低下してしまい、満腹感を得ることが困難になる」とか「アルコールにより胃酸の分泌量が増し、消化が促進される」とか「摂食中枢が麻痺する」など少し調べただけでも色々出てきます。
つまりは「今が楽しければいいや〜」と気持ち良くなってしまうということです。
事実③ シラフのうちに、事前に対策を練っておく
これが一番大変でした。酔っ払うと色々とどうでも良くなってしまうのが自分でも分かっていたためです。
事実と良いうか、対抗策は、以前書いた下の記事を参考に、まずい状況に陥った時の対策を、飲む前に考えておくという作戦です。
私の場合は、SNSでダイエット宣言してしまったので、失敗した時を妄想すると「めっちゃ恥ずかしい」と実感することが出来ました。
また、会員さんの数も減り、人生つまんなくなると肌感覚で妄想することが出来たので、目の前にある、豚角煮ご飯を我慢することが出来ました!
まとめ
今回の実験を通して、「ダイエットに禁酒は必要ない」と私は確信しました。
「ビール腹」と良く言いますが、これはビールのせいではなく、酔っ払って食べまくったことが原因です。
その反面、今回の実験は、被験者をたくさん集めて行ったものではなく、あくまで私個人の体験なので、メタ研究に比べると信憑性が低いという事をご理解ください。
また、今回の結果を、キックに来ていただいているドクターやナースといった医療従事者の方へ得意気に話すと「まずお酒の量が多すぎる。近い将来内蔵の病気になるよ。」と真顔で口を揃えて言ってきます。
ダイエット云々の前に、「お酒は適量」を心がけることが健康にとって一番大切である事を、皆さんに伝え、そして私自身肝に命じ、終わりの言葉とさせて頂きます。