最初の一歩、思いっきりパンチする
思いっきり攻撃する楽しさ
毎回、トレーニングでは色々なテーマを設けています。
「倒せるフックを身につける」とか「ミドルキックのガード」など。
そんな中、体験に来ていただいた方の最初のテーマは「思いっきりパンチとキックをしよう」です!
初めてミットに向かってパンチする場面を想像していただきたいのですが、どうしても遠慮してしまって、全力を出し切れない方が多い印象にあります。
そこで、色々工夫して、自分の殻を破り、ドンッ!と強くパンチすることが出来れば、「あ、楽しい」と感じてもらう事が出来るのです。
パンチを遠慮してしまう理由
色々あると思いますが、現代ではパンチやキックをする機会がないから、だと思います。
街中でパンチキックするともちろん犯罪になりますし、日常生活でパンチが必要な場面はそうそうありません。
また「おしとやか」「慎ましさ」など感情を表に出さない文化がある日本では特に、一見乱暴にも思えるパンチやキックの動作自体に少し遠慮をしてしまうのかもしれません。
ただ、狩猟時代は狩りのために道具や生身での「攻撃」は日常生活には欠かせない能力の一つだったことは確かで、男女関係なく狩りに参加していたとする史跡も発見されているようです。
あえてジャンプっぽく言えば、どうやって自身の封印されている能力を解放する事が出来るのか、トレーニングで実際に伝えている事を2つ挙げさせていただきます。
「えい!」と声を出す
パンチキックする瞬間に「えい!」と声を出します。掛け声効果です。
何だそんなことか、と思うかもしれませんが、かなり力の入り方が変わりますよ!
きちんと研究されている効果でして、理由としては「掛け声により腹圧が上昇して体幹の安定性が高まるので、四肢の筋力が発揮しやすくなる」「掛け声により大脳皮質の抑制が弱まる」があるようです。
ただ、いきなり声出すのって恥ずかしいかもしれないですよね。
もし抵抗があるのであれば、まずは心の中で発声するだけでもOKです!
嫌な人を思い出す
会社や学校での人間関係で、好きな人、苦手な人、それぞれいらっしゃると思います。
私もいますよ〜!
その中で、1番苦手だなぁと思う人を相手のミットに思い浮かべて、パンチして見て欲しいです。
そうです、拳にやんわり憎しみを乗せ、怒りのオーラを羽織り攻撃すると威力が増します。
さらに、苦手な相手へのストレスも発散できて、一石二鳥となります!
まとめ
キックボクシングは出来るところまで自分を追い込んで、初めて楽しくなってくるというか、こんな一面の自分もあったのか、というような発見もあります。
「自分がこんなに強くハイキックする人間だったなんて知らなかった!」というように。
まずは安全に、思いっきりパンチしてみるところから。
そうすれば、新しい自分が見つかり、ワクワクしてくるかもしれません。
ありがとうございました。