自信のつけ方
小学生とのトレーニング
先日、小学生の男の子がトレーニングに来てくれました。
なんでも、試合で負けてしまってキックへの意欲が無くなりかけているとのことでした。
トレーニングを受けに来ているということは完全に消沈してしまった訳では無いと思うのですが、個人的に「気持ち分かる~」と思ったところもありまして、今回は自信のつけ方に関して書いていきます。
自信と自己肯定感
自信とは「自分の能力や正しさを確信すること」、自己肯定感とは「ありのままの自分を肯定できる、好きになれる感覚のこと」です。
二つは似ているようで全く違っています。
自信は「成功できそうだという気持ち」、自己肯定感は「成功しても失敗しても、そんな自分を受け入れて好きでいられること」です。
木で例えるなら、自己肯定感は太い幹の部分であり、そこから自信という枝や葉っぱが生えている状態です。
幸せになるためには自己肯定感が必要
まず「人は幸せになるために生きている」という真理があるとします。
そして、仮にAさんという方がいて、今までのすべてのことに失敗してきたとする。
部活や受験、就活や結婚、あとはケーキ作りで焦がすとか、集合写真で目をつむるとか。
それでもAさんは「それが私の個性であり、受け入れています。そんな自分が好きです。」という感覚を心底持っていれば彼女は幸せです。
つまり、自己肯定感さえ高ければ、全てに失敗したままでも問題ないです。
ですが、そんな方はかなり稀だと思います。
私含め、たいていの方は失敗を重ねるごとに自信と共に自己肯定感を無くしてしまうのでは無いでしょうか。
このことから自信と自己肯定感は密接な関係にあると言えます。
自己肯定感を上げる方法
自己肯定感を上げる方法として、ありのままの自分自身を認めてあげるためのテクニックがいくつも存在します。
めい想により外界の情報をシャットダウンさせる方法もこの一つです。
先ほどの木の例えだと、土中の養分を根から吸収し幹を太くする感じです。
それともう一つ、太陽光エネルギーを吸収するように、枝や葉っぱの部分である自信を鍛えることで、幹である自己肯定感を高める方法もあります。
それが、「失敗しても挑戦を繰り返し、小さな成功を積み重ねる」という方法です。トライアンドエラー!
挑戦→失敗→再挑戦→小さな成功の積み重ね→自信UP→自己肯定感UP
最初に述べた小学生を例にすると、試合に負けて自信を無くしているのですが、トレーニング中はキックへの熱が確かに感じられましたので、諦めたくないところもあるのかな、と思いました。
このままキックを諦めることになると、「諦めた自分」がずっと後ろについて回り、そんな自分を好きになれずに自己肯定感も下げてしまうかもしれません(あくまで可能性の一つとして)。
ここから自信をつける方法は、「もう一度挑戦して試合に出場すること」です。
ここで大切なのは試合の勝敗よりも、再挑戦して全力で戦い抜くことの方がとても重要です。
「折れた心を持ち直して練習を再開できた」「しんどい練習に通い続けれた」「試合に出場できた」「全力で戦えた」
これらが全て挑戦の結果得られた成功であり、これらの繰り返しが自信をつけることに繫がります。
そして全力でやりきれた時に「心が折れても持ち直すことが出来る自分」を認め、好きになることが出来ます(自己肯定感の向上)。
挑戦→失敗→再挑戦→小さな成功の積み重ね→自信UP→自己肯定感UPです。
この自信は大人になった後も、自分の後ろに立っていてくれて、つらい状況の時も「あの時踏ん張れたんだから大丈夫!」と応援してくれるはずです。
挑戦の途中で一旦諦めても大丈夫
小学生の彼を何度も引き合いに出して恐縮ですが、仮にキックから離れるとします。
その場合でも、「今まできつい練習を重ねた自分、一度でもリングに上がった自分」は明らかに成功体験なので、それを認めて、受け入れてあげればいいのです。
また、キックである必要は無く、例えばいつかあるであろう受験や、仕事のプロジェクトに全力で向かうことが出来れば、
「過去に諦めた経験を生かして目の前の課題に諦めず挑戦できている自分」
は大きな成功となり、自己肯定感を向上させることに繋がると思います。
まとめ
挑戦を繰り返し成功体験を重ねることが自信に繋がり、自分を認めることができ、自己肯定感が増し、幸せになることが出来る。
ただ、成功することに固執してしまうと逆に自分をつらくしてしまいます。
「常に頂上を目指さないとダメだ!さぼっている自分は認められない!」とかだと段々しんどくなってきます。
なので「ここまでやれた自分すごい」や「今はここまでで、また今度挑戦してみよう」という考え方が自己肯定感をうまく上げるポイントと考えます。
あくまで成功しても失敗しても自分を好きでいられる感覚が自己肯定感なのですから。
最後に、自己肯定感を上げる方法としては身体を鍛えるのが非常に有効とする研究があるので、それに加えてストレス解消にもなるキックはとてもいいツールです!
ぜひ体験をお待ちしております~!