一瞬でパンチ力を上げる方法(運動学的考察)

パンチ力=軸足の回転力

パンチを強く打って」と言われると、肩に力を入れたくなります。パンチングマシーンとか。
しかし、強いボクサーは逆に肩の力を抜きます。

重要なのは、軸足(後ろ側の足)の回転力
一番遠くて、地面と繋がっているところが、実はキーポイントなのです。

パンチの打ち方
右足に注目!!
パンチの打ち方
踵を挙げて素早く回転させる⇨強いパンチが打てる!

画像は右ストレートの際の動作です(服装が寝巻きだったので足だけ写してます。。分かりにくくてすみません)。
皆さんも実際にやって見てください!さぁ、是非立って!

腕や肩ではなく、後ろ足の回転にだけ意識を向けて見て下さい。めっちゃ良いパンチが打ててびっくりできるはず!!

運動は連鎖する

歩行でも立ち上がりでも、全ての運動は地面と繋がっている身体の部分からの連鎖によって成り立っています。ここら辺は「へ〜知らんけど」で問題なしです!

パンチで説明すると、軸足を強く回転させる太ももが回転する⇨が回転する⇨が回転する⇨鋭いパンチが打てるという連鎖です。

この軸足からの連鎖をスムーズに肩まで伝えるためには無駄な力を入れては逆効果になります。

そうなんです。腕や肩の力を入れることは、連鎖の邪魔になるのです!!
(体力の激しい消耗にも繋がる。)

良いイメージの仕方があります。「腕は肩に付いているムチ」というイメージです。ムチ自体に力は入っておらず、ぶらぶらしています。しかしムチを振ることで非常に強い力を伝えることができます。

キックボクシングは回転のスポーツ

私は、野球やバスケやスノボなど色々なスポーツを行なってきましたが、キックボクシング に対する印象は「これは回転のスポーツだな」です。

蹴りもパンチも爪先の回転から始まり、その連鎖をいかにスムーズに上部に伝えるかがスキルの分かれ道となります。

ムエタイの達人なんか、バレエ選手の如くクルクル回ってます。(余談ですが、キックボクシングは回転を重視する分、重心が高くなり、踏ん張りの効かない格闘技であると考えており、仮にお相撲さんとガチで勝負した際は分が悪いと踏んでおります。異種格闘技戦を良く妄想するのですが、お相撲さんに勝つには、突進してきた力士の顎にハイキックもしくは飛び膝蹴りしか勝機はないと思います。お相撲さんは張り手に対処するために首も徹底的に鍛えているので、簡単ではありませんが、蹴りの威力ならもしかして、という感じです。もしそのチャンスを逃したらツッパリに耐えうる踏ん張りがキックボクシングには存在しないので、吹っ飛ばされてしまうでしょう。皆さんの見解はどうでしょうか?)

まとめ

余談に熱が入ってしまいましたがまとめです。

強いパンチを打つには・・

①まず力を抜く。脱力、リラ〜ックス。②軸足の回転を素早く!③後は自然の動きに身を任せる。

これだけです!!

最後まで読んでいただきありがとうございます!